【8/18夕〜8/20昼】
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歓声の中、H組後方よりスタート。後方のため、5分遅れの17時50分スタートとなった。

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20kmも走らないうちに思ったのは、周囲のペースが速いこと。序盤の平地で置いていかれるのはいつものことだが、より顕著に感じられる。I組、J組と、後方の組が次々に追い抜いていく。

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三輪のリカンベント。こうした、日本で見かけない車種もたくさん。

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北海道と似た景色が続くが、街並みはやはり日本と全く違う。

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ホテルで同室のIさん。勤務先がスポンサーになっているとのことで、ヘルメットなどに会社のロゴなどを貼り付けている。会社にはご自分で掛け合ったとのことで、提案すれば案外いけるのかも?

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20時半頃。やはり北海道感・・・。

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走っているベロモービルを初めて見た。

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という街で小休止。ロータリーを光が次々と駆け抜けていく光景は圧巻。

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の教会。どこの街にもこうした教会があり、それぞれに個性があった。

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WP1に近づく頃。赤いテールライトが光の筋になって、延々と続いている。見たことも無いし、PBPでしか見られそうにない景色。

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WP1 Mortagne-au-Percheに到着(WP=Welcome Point、立ち寄らなくて良いが、PC同等の設備が用意されているポイント)。水色のTシャツを着ているのが、PBPを支えてくれるボランティアの皆さん。

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バイキングは色々選べて目移りしてしまう。

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ボロネーゼをたくさん盛り付けてもらった。ボランティアのおばちゃん、止めないとどこまでも盛り続ける。
ちょうど、同じAnchor RL8乗りのOさんや、ミニベロで出場されているまけんたさんもいた。
マカロニだけ残ってしまったが、まけんたさんにいただいた塩コショウをふりかけて完食。

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PCの様子。日本のサイクリングイベントを大きくしたよう。

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深夜0時を回っているが、続々と到着する参加者で賑わうPC。

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リスタート。色んなところに素敵な飾り付けが見られた。

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200km以上走って、ようやくPC1 VILLAINES-LA-JUHEL。普通の食事の在り処がよくわからず、いつの間にやら甘ったるいものを手に取る私。
既に猛烈に眠く、食べ終わったあとその場でひと眠り。

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明け方、凝った飾り付けを発見。日の丸もあって嬉しい。

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時間問わず、前後には必ず他の参加者がいる。やはり、普段のブルベとはまるで違う。

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街とそれ以外がはっきりしている。

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そろそろ我慢できなくなってきた頃、トイレを発見。まさに地獄に仏だった。

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楽に走るには適当な集団に入るのが一番。ただ平均的なペースが速く、ちょうどよい集団を見つけるのに一苦労。

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PC2 FOUGERES。胃がもたれ気味であまりしっかり食べられる感じでは無かった。サンドイッチを1つ食べ、もう1つはバックポケットにしまった。
食事が普段と違うことが、思った以上に身体の負担になっているようだった。食事は少なめにしてサンドイッチを携帯し、ときどきかじりながら走るのがベストだとわかってきた。
PBPではバックポケットにフランスパンを挿して走ると聞いたときは何かのネタだと思ったが、どうやら実用的なテクニックらしい。

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やはり、北海道っぽい。

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PC3 TINTENIAC。依然として胃はもたれ気味。軽く食べて、芝生で少し寝て出発。

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今回、実はサングラスを日本に忘れるという割と致命的なミスをやらかしていた。目にダメージは無かったが、辛くなってきたときに対処できるよう、薬局で目薬を買った。
薬局の店員さんがフランス語しかわからず、意思疎通に少し苦労したが、Google翻訳を使って説明してくれて目的のものを買うことができた。フランスに来て以来、ことごとくフランス人が親切で助かる。

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帰国後に撮った写真だが、目薬はこんな感じのパッケージ。日本でその辺に売っているものと比べると刺激がほとんどなく、水?と思える。

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珍しく集団の先頭になってしまった図。

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眠くて辛くなってきたので、その辺の草むらで昼寝。夜は寒くて寝られたものではないが、昼寝はとても気持ちよかった。
リスタートしようとしたら、大きめの集団が通過していった。

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相変わらず、サンドイッチをかじりながら進む。

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ここにも教会。

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PC4 LOUDEACに到着。ここまでで全行程の1/3少々。時刻は20時を少しまわった頃だった。ドロップバッグを受け取るとともに仮眠所に向かうが、なぜか外でバンド演奏をしていていまいち寝付けず。PBPはお祭りみたいなものだから、こういうのも致し方ないのだろう。

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仮眠所はこのような感じ。簡易ベッドと地べたに敷いたマットの2種類があったが、簡易ベッドに優先的に案内される。
それと、指定した時間に起こしてもらえる。人によるようだが、私は指定どおりの時間に起こしてもらえた。仮眠時間は3時間半ぐらいだったと思う。

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0時をまわった頃、バイキングへ。

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さっぱりしたものを異様に欲していた。なかなかそういう料理はないので、この頃から野菜と果物をやたらと食べるようになっていた。
まぁ普段も、ブルベ中によくカットフルーツとかミニトマトを食べたりするけど・・・。

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シークレットに指定されていたWPのSaint-Nicolas-du-Pélem。3時半頃。ここから出ればすぐ、真っ暗闇の世界。

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PC5 CARHAIX-PLOUGUER。もはや果物しか食べていない。WPから33kmしか離れていなかったから、というのもあるけど。しかしうろ覚えだが、相変わらず胃がもたれ気味だったと思う。

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PC間で陥りがちな状態。

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ブレストの手前の峠。とはいえ、距離17.6kmで獲得標高253m、平均斜度1.4%私設エイドにわらわらと立ち寄る参加者たち。

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ありがたく、ホットコーヒーとフランスパンをいただいた。チップを渡そうとしたが遠慮されてしまったので、これ以降はお礼に補給食を渡すことにした。日本っぽい感じの絵葉書なんかを用意しておくといいみたい。

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写真では伝わらないけど、標高が低いながら雄大な景色だった。このあたりでkuroさんに会った(私よりだいぶ後ろのスタートだったはずだが、追い越されていた)

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全行程を通じて最も印象に残った景色のひとつが、ブレスト手前で海が見えてきたあたり。内陸から海へ向かうコースは幾度と無く経験してきたが、これだけ感動したのは久々だった。久しぶりにIさんにも会った。

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海!

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プルガステル橋にて。

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PC6 Brest。バイキングが混んでいたのでまたサンドイッチ。でも、1時間以上グダグダしてたから普通にバイキングに並べばよかった。
海外ブルベの経験豊富なkuroさんは、ジップロックを使ってカップ麺を作っていた(カップ麺はリフィルタイプを使う)。なるほどそうやるのか。

そして前半戦終了。ここまで600km少々で41時間ほど。このときは意識していていなかったが、普通の600kmならアウトになるようなスローペース。足腰に問題はなく、とにかく睡魔が問題だった。胃もたれはこのあたりで治まってきたような覚えがある。

つづく。